

伝説的なマンチェスター・サウンドのニュアンスを持った楽曲、サウンドによって日本でも根強い人気を誇るグループがベガーズ・バンケットに残した傑作。
グループが結成されたのは1988年バーミンガムでのことだったがその直後からストーン・ローゼズ、ハッピー・マンデーズなどの活躍で話題となったマンチェスター・ブームの中で注目を集めるようになる。インディでデビュー後、ベガーズ・バンケット傘下のシチュエイション・トゥー・レーベルから本作『サム・フレンドリー』を発表し、これがインディ・チャートはもちろんのこと全英チャートでもトップとなり人気バンドとなる。
さらにこのアルバムはアメリカのCMJチャートでも1位を獲得したのだった。その後マンチェスター・ブームの終焉、メンバー交代、逮捕時件などもあって90年代前半は活動が難しい時期もあったりもした。しかしかつてのような大ブレイクはなかったもののコンスタントに良作をリリースして高い人気を維持し、1997年にはメンバーが事故で亡くなる不幸に見舞われもしながら5枚目のアルバム『テリング・ストーリーズ』を全英ナンバー・ワンにしている。
2000年代以降もペースを落とすことなく活動を続け、マンチェスター・ブーム以降のイギリスを代表するバンドの一つという地位を確立。日本にもたびたび来日し、近年は夏のフェスティヴァルなどにも参加している。このデビュー・アルバム『サム・フレンドリー』は、彼らのもっともピュアなスタイルが残されたものであり、ファンにとっては永遠に変わることない原点と言える必聴盤だ。
なおアメリカでは60年代のガレージ・サイケの名グループ、シャーラタンズと区別するためにTHE CHARLATANS UKと呼ばれる。

